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執筆者の写真あけみ

深見けん二先生の軌跡

東京大学第二工学部冶金学科


燈れる研究室や花の雨

実験衣きて校庭に花惜む

夕焼や学園古りて厳かに

父の道つぎて我立つ夜学かな


鉱山


日曜の鉱山は静かに春の雨

紫に夕焼さめし廃石場かな

日盛りや鉱山の発破に小屋ゆるる

坑内を出て夏川のひびきある

夏山を削りうち建て坑夫小屋

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