あけみ2020年5月19日読了時間: 1分羅や人悲します恋をして 鈴木真砂女更新日:2020年6月16日 人妻が恋をして幸せであるべき筈はない。このため何人かを苦しませ悲しませた。そして自分自身も相手も。鈴木真砂女は1906年千葉県鴨川生まれ。老舗旅館吉田屋の三女。1947年久保田万太郎主宰「春灯」を知り、所属。1957年に吉田屋を出て銀座に小料理屋「卯波」を開店。句集「夕蛍」で俳人協会賞、「都鳥」で読売文学賞を受賞。
人妻が恋をして幸せであるべき筈はない。このため何人かを苦しませ悲しませた。そして自分自身も相手も。鈴木真砂女は1906年千葉県鴨川生まれ。老舗旅館吉田屋の三女。1947年久保田万太郎主宰「春灯」を知り、所属。1957年に吉田屋を出て銀座に小料理屋「卯波」を開店。句集「夕蛍」で俳人協会賞、「都鳥」で読売文学賞を受賞。
深見けん二先生の軌跡東京大学第二工学部冶金学科 燈れる研究室や花の雨 実験衣きて校庭に花惜む 夕焼や学園古りて厳かに 父の道つぎて我立つ夜学かな 鉱山 日曜の鉱山は静かに春の雨 紫に夕焼さめし廃石場かな 日盛りや鉱山の発破に小屋ゆるる 坑内を出て夏川のひびきある 夏山を削りうち建て坑夫小屋
鈴木すぐる 子供の日花は葉に「誓の桜」影を濃く コロナ禍の路地に白亜絵子供の日 菖蒲湯のかをり鼻からまなこから 店主敬白コロナにも触る新茶かな 反りぎみに将軍塚碑緑さす 畠なかの白旗塚や若葉雨 大木へ蛇結茨のアーチかな 餌をねだる羽を震はせ烏の子 角川「俳句」2020年7月号 作品8句
蟷螂のあし繊々と草を踏み 正木ゆう子角川 月刊俳句 2020年5月号 特別作品50句「草を踏む」より 50句のタイトルにされた句ですから、ご自分でも気に行っていらっしゃるのか。「繊々と」ですから、脚の細さというよりは、脚のしなやかさ、たおやかさに注目された。しかも、踏んでいる草もしなやかで、このしなやかな世界...
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